日本人と日本社会-社会規範からのアプローチ-
本書は、日本では、日本人が重視する価値基準に基づいて社会規範が成立し、それと日本社会の諸制度が整合的であり、制度間に相互補完性がみられることを論じたものである。医療に関しては、「新型コロナに対する政府の対応と国民の反応」と「日本の医療制度」を取り上げている。
本書は、日本では、日本人が重視する価値基準に基づいて社会規範が成立し、それと日本社会の諸制度が整合的であり、制度間に相互補完性がみられることを論じたものである。医療に関しては、「新型コロナに対する政府の対応と国民の反応」と「日本の医療制度」を取り上げている。
⽇本が「健康格差社会」であることを世に⽰した初版の発⾏後、社会疫学研究の進展により健康格差の存在は共通認識となり、健康格差の縮⼩が国の政策⽬標に掲げられるに⾄った。第2 版では、この間に蓄積された多くの科学的知⾒を追加。「健康の社会的決定要因」などに関する議論の動向も解説した。
本書は「国際保健医療学 第3版」の改訂版であり,今回の改訂にあたり時流に合わせて書名を「実践グローバルヘルス」と改題しました.新型コロナウイルスをはじめとする感染症,生活習慣病,精神疾患,貧困による栄養問題など,世界では人々の健康問題が複雑化しています.そのため,世界の健康問題を考えるとき,従来の医学・看護学・保健学に加えて,環境学,教育学,経済学,社会学など,多分野・多職種による協働が欠かせません.グローバルヘルスとは,世界の人々の健康を守るための多分野にまたがった視点であり,本書では,グローバルヘルスを実践するために必要な基礎知識,実際の具体例などを盛り込みました.世界の人々の健康問題に携わる研究者,援助関係者,グローバルヘルスを担う学生にお薦めの1冊です.
質の高い医療を効率的に提供するための知見をまとめている。医業務管理、目標管理、経営戦略の3つから病院経営を整理し、データ・サイエンスのアプローチを踏まえて解説。
認知症施策推進におけるキーワードの一つ「地域共生社会」。制度・分野ごとの「縦割り」や、支え手・受け手の関係を超えてつながり、暮らしと生きがい、地域をともに創る社会を意味するが、その実現のために、私たちは具体的に何を目指し、何をすればよいのか。医療・介護・福祉等の専門職や当事者・家族など、多様な主体による取り組み事例を紹介しながら、〈概念〉と〈実践〉の両面から解説する。
疾病の診断・治療を目的とした医療機器プログラム(SaMD)の相次ぐ登場など、今後、世界的な発展・成長が期待されるのが医療機器産業である。本書では産官学、各々の一線の有識者が、わが国の医療機器産業の現状と課題を分析、成長牽引産業として飛躍するための展望を示した。学術的視点から「医療機器産業論」を体系的に論じた我が国では初の書籍である。
We regularly find ourselves in food environments that promote the consumption of high fat and sugary foods rather than encouraging us to eat more fruit and vegetables. However, because of increased media attention, people are becoming more interested in alternative approaches to improving the many food-related decisions we make daily. Transforming Food Environments features evidence from several disciplines exploring initiatives that have improved food environments and discusses the importance of achieving success in equitable and sustainable ways.
2020・2021年の医療・社会保障(改革)を事実に基づいて多面的に分析し、今後数年間の中期的見通しを示した。その際、単なる現状分析にとどまることなく、常に歴史的視点を持って分析した。第6章では、医療経済・政策学の論点を深掘りした:①高額新薬で医療費は高騰するとの言説の再検討、②「長瀬式(効果)」の出自の調査と信頼性の評価、③「医療の鉄の三角形」説の文献学的検討、④アロー「不確実性と医療の厚生経済学」への3つの疑問。
中高年者の健康の「鍵」は何か? 夫の家事協力が妻の健康損失を防ぎ、住民のつながりが社会的に孤立しがちな高齢単身者らのこころの健康をまもる。 大規模データを用いた精緻な医療経済アプローチで「助け合い」が人々の健康感を高めることを明らかにする。
外出や運動、交流の機会となる「通いの場」を作り出し、健康増進・介護予防を図る取り組みが全国で展開されている。しかし、COVID-19 感染拡⼤により、多くが活動停⽌を余儀なくされた。感染症流⾏期・収束期においても、地域のつながりを保ち、介護予防事業を進め、効果評価をする⽅法を紹介した。