ビッグデータと事例で考える日本の医療・介護の未来
医療及び介護のレセプトを連結分析し、医療介護の現場で生じているニーズの複合化とその課題について分析した。この検討結果をもとに、これからの医療介護サービス提供体制の方向性を、在宅医療と複合体に着目して論考した。
医療及び介護のレセプトを連結分析し、医療介護の現場で生じているニーズの複合化とその課題について分析した。この検討結果をもとに、これからの医療介護サービス提供体制の方向性を、在宅医療と複合体に着目して論考した。
日本の医療レベルは高いが、コロナ禍によって、医療の問題点もあぶりだされた。本書では、国際比較をしながら改革方向を探る。筆者が医師であるので、医師の働き方、起業などにも言及している。
専門分化、事業化、公平化の3つの軸で医療と介護の歴史、現状、展望を解説。
現代の医療問題を解決するために、経済理論の解説から最新の実証研究の紹介までを行う医療経済学の入門書。1年次にミクロ経済学を学習した学部生向けの教科書として利用されている。 2009年に発刊されてから数年ごとに改訂されており、本書は第4版。
コロナ危機が日本医療に与える影響を複眼的に分析・予測し、2019~2020年の医療改革(方針)を批判的に検討。第5章「医療経済・政策学の基礎知識と論点」で、医療政策の3大目標のトリレンマ説の反証を示し、根拠を示した文献もないことを明らかにする。
行動科学でより良い社会をつくるどうすれば社会の課題を「自分ゴト」化し、その解決への行動変容を促し、SDGs達成に貢献できるのか? その答えを科学的に示した1冊。 「ソーシャルマーケティング」とは、マーケティングの手法と多様な行動科学理論を組み合わせて社会的利益(social good)につながる行動への変容を促すこと。その基本事項と17の行動科学理論、さらには行動変容を促すプロセス、計画策定と実践方法までを体系的に詳しく学べる基本図書。
認知症患者は年々増加しており、その保有する資産は2030年には215兆円に到達すると推計されている。これに伴い、特殊詐欺や悪質商法などの消費者トラブル、成年後見制度や遺言をめぐる家庭内トラブル、企業の不祥事など様々な「認知症とお金の問題」が増加しつつある。これらの問題について解説し、各家庭や企業においてできる対策などを紹介する。
地域医療構想では種々のデータが公開されている。本書ではこれらのデータを用いた地区診断と自院のポジショニングの方法論を具体的に説明する。また、地区診断に基づく病院の将来像を見据えて施設計画を立てた先進事例の紹介を交えながら、地域医療構想への対応方法について解説する。
85歳以上人口が1,000万人を超える2035年に向け、新たなフェーズに入った地域包括ケアシステムを解説・展望する。監修者は2008年から地域包括ケア研究会座長(現在は日本地域包括ケア学会理事長)、編著者は事務局トップとして、共にこの分野の進展をリードしてきた。自治体職員・介護事業者・研究者に目を通していただきたい。
操作変数法、不連続回帰デザイン、差の差分析、周辺構造モデル、マルチレベル分析、多重代入法、自己対照研究デザインなどなど、種々の統計手法が医学系の研究にも近年導入されている。日々進化する難解な統計手法をわかりやすく解説した一冊。