東京大学大学院医学系研究科 臨床疫学・経済学 教授
医療経済学会では、医療経済・医療政策や関連する諸問題の学術的研究の発表の場として“研究大会”を開催しています。
テーマ: 「持続可能な医療制度へのロードマップ:費用対効果と現場マネジメントによる医療費適正化の羅針盤」
日本の医療制度は、国民皆保険の下で高いアクセスと質の医療を提供してきたが、超高齢社会の進展と医療技術の高度化により、その持続可能性が喫緊の課題となっている。特に、医療費の適正化は、喫緊の財政的課題であり、将来世代にわたる制度維持のために避けて通れない。本シンポジウムでは、医療の「価値」を最大化しつつ、費用を抑制する具体策に焦点を当てる。低価値医療(Low value care)・無価値医療(No-value care)の洗い出しとそれらの制限、費用対効果評価の導入・活用による医療の効率化、医療現場におけるサービス提供者の行動変容、そして国の財政の現状まで、多角的な視点から議論を深める。本シンポジウムを通じて、医療経済学の最新の研究成果と現場実践の知見を結びつけ、持続可能で質の高い医療制度を再構築するための具体的なロードマップ(羅針盤)を提示することを目指す。
◆パネル・ディスカッション◆
司会 康永 秀生 氏(東京大学大学院医学系研究科 臨床疫学・経済学 教授)
司会 林田 賢史 氏(東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座ナーシングデータサイエンス講座 特任教授)
パネリスト 白岩 健 氏(国立保健医療科学院 上席主任研究官)
演題:「価値に基づく医療(Value-Based Healthcare)の推進:診療ガイドラインと費用対効果評価の役割」
パネリスト 宮脇 敦士 氏(筑波大学医学医療系 社会医学研究グループ公共健康政策分野 准教授)
演題:「Low-value care (LVC)/ no-value care (NVC)の実態と影響:エビデンスに基づく抑制戦略の構築」
パネリスト 若森 直樹 氏(慶應義塾大学 商学部 教授)
演題:「サービスプロバイダーの経済学:医療機関の競争とLVCの発生メカニズム」
パネリスト 佐藤 主光 氏(一橋大学 経済学研究科 教授)
演題:「日本の財政の現状と医療費問題:マクロ経済の視点から考える制度持続の条件」
医療経済学会 第21回研究大会
研究大会長 康永 秀生
研究大会終了後、医療経済学会総会を開催致します。
会 場: 東京大学本郷キャンパス 医学部教育研究棟13階 第6・7セミナー室
時間:16:50~17:20
※研究大会終了後に総会が開催されます
【総会資料】
現在準備中
【質問票】
現在準備中
【お問合せ】 参加申込に関するお問合せは conference@ihep.jp 医療経済学会事務局までご連絡下さい。